lanケーブルは、樹脂で覆われたケーブルとコネクタからできています。

送受信される電気信号がぶつからないように内部は複数の電線が合わさって作られています。一般的に使われているものは、屈曲性の高さや電磁波の影響を低くするために細い電線をペアで縒り合わせて1本にしたものです。一言でケーブルと言っても被服の下にシールドと呼ばれる金属被服で覆われているものや、それぞれの細線が1本の導線でできているようなものもあります。

長距離で引き回すようなものは、電線の断面積を少しでも稼ぐために単線と呼ばれる太い電線が使われます。20m以下のlanケーブルでは、取り回しの良さを重視してより線を利用したものが一般的です。より線を使うことは電流から発生する電磁波を最小限に抑える働きが期待されます。そのほかにもフラットケーブルを用いたlanケーブルもあります。例えばドアの下などの細い空間を通さなければいけない時にとても便利です。

ただしフラットな形状からシールやより線が使えないため、電磁波に弱いと言うデメリットがあります。やむを得ないようなところだけに使うようにした方が安心です。電磁波は、電線に当たるとノイズとして影響し、誤動作の原因につながります。特に高速で行われるような通信では、電磁波の影響は大きく、特別な注意が必要と言えます。このような状況を理解した上で、適切な形状のケーブルで作られたlanケーブルを選びましょう。

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