照明器具を取り付ける装置のひとつに配線ダクトがあります。

天井に通電できるレール状のものを取り付け、スポットライトなどを設置することにより着脱が簡単になったり、移動が容易になります。いくつかの呼び名があり、ライティングレールも同じ仲間のひとつです。これらはメーカーが異なってもすべて同じ規格で作られているのが特徴で、大きくふたつのタイプに別れます。いずれもはめ込む部分の使用が共通化されているため、配線ダクトのタイプが異なるばあいでも使用することができ、非常に扱いが便利です。

ではこのふたつのタイプについて解説してきます。昔からある天井面にレールが這う種類があります。これは天井から配線ダクトの部品分がはみでてしまう場合もありますが、設計の時点で窪みを作成することででっぱりを無くすことも可能です。通常、電気店では販売しておらず、工務店を通して電気工事士さんが入手し設置するというのが一般的な入手経路になります。もうひとつが引掛けシーリングと呼ばれるタイプです。

これは簡易型ともよばれ、必ず天井面との間に隙間ができます。各メーカーから様々な形状のものが販売されており、工務店にかたにかぎらず設備があればエンドユーザーが工具もほとんど使わずに取り付けることができるのが特徴です。いったん設置したあとも角度調節ができるものや色やデザインに富んだものまで幅広い種類があり、家の景観に合わせて自分で選ぶことができ、ネットショップ等で購入も可能です。

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